ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿, 最新情報 2013/08/19

ゆとりちよだNEWS No.101

立秋を過ぎたとゆうのに炎熱地獄がつづいています。
この炎暑の終息はお彼岸まで待つしかないのかしら。
四国では最高気温41℃を記録したとか。
空気を吸ったら肺が灼けるんぢゃないか。
相変わらずクソ暑い東京の空を見上げていましたらゆとりちよだ101号が届きましたよ。
さぁて、今号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。


「月は晴れても心は闇だ」。
お馴染み新派大悲劇「婦系図」の「湯島の境内」の場。
早瀬主税は恩師の厳しい命により愛する芸者・お蔦と別れなければなりません。
いつどのようにお蔦に伝えるのか。
苦悩する主税。
なにも知らないお蔦は小娘のようにはしゃいで久しぶりの主税との逢瀬をたのしもうとします。
白梅の散る下、思い切って別れ話を口に出す主税。
「別れろ切れろは芸者のときに言うものよ。今の私には死ねと言ってください」。
名台詞がつづきます。
さて、お蔦・主税の悲恋物語はどのような結末を迎えるのでありましょうか。
それは・・・通し狂言を観なくちゃわからない。
お蔦に市川春猿、主税に市川月乃助と、市川猿翁門下の気鋭の役者たちが新派の代表作に挑む
「新派百二十五年 新派名作撰 通し狂言婦系図」。
日本橋の三越劇場でこの秋上演されますよ。


次におススメするのは渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催されるレオナール・フジタ展です。
レオナール・フジタこと藤田嗣治の展覧会は過去なんども開催されており、ここでもご紹介していますが、
今回は藤田作品の国内最大級のコレクションを有するポーラ美術館所蔵の作品群を中心に展示されるそうです。
さぁて、どんな作品が観られるのでしょうか。
第2次大戦中、戦争画を描いたことで藤田は戦争責任を問われます。
追われるようにしてフランスへ戻った藤田はやがて帰化。
その頃、彼は子供を主題にした数多くの絵画を描いています。
12人の子どもたちが円卓を取り囲む「誕生日」(円卓の騎士?)をはじめ、「つばめと子供」、
「風船売り」など無表情とゆうか、すましたとゆうか、全然可愛くない子供たちのオンパレードです。
なかでも必見(とおもうけど)の作品は子供の「職人尽し絵」ともいえるタイル画の連作「小さな職人たち」でしょう。
15cm四方のファイバーボードに描かれたのは、職人たち。
左官、指物師、椅子職人などありとある職人たちを子供に託して描いています。
その数95枚。
どんな職業の子どもたちが登場するんでしょうか。
興味津々ですね。
ところで、藤田といえば「乳白色の肌」。
最近の研究では下地に天花粉(ベビー・パウダー)を使用したらしい!
あの乳白色の美女の秘密は天花粉にあった!!
それを確かめに、さあ、今年の夏は渋谷へゆこう。


コキアってご存知でしたか。
ほうき草のことです。
あの、箒をつくる材料となる卵型のほうき草。
観賞用のほうき草はコキアと呼ばれるんですね。
はじめて知りました。
で、そのコキアが3万6,000本植わっている景色をご想像ください。
スゴイ!
それが国営ひたち海浜公園のみはらしの丘で観られるんですよ。
なだらかな丘一面に広がる緑のコキア。
秋になると卵の天頂あたりから真っ赤に色づいてきます。
これは見ものでしょう。麓から丘の頂上まで地面が真っ赤に染まります。
圧巻ですよ。
ゆとりちよだはこの秋もやってくれたんですね。
バス日帰り旅行「コキアの鑑賞とメロン狩り」です。
国営ひたち海浜公園で真紅のコキアを鑑賞したら、那珂湊のヤマサ水産で海の幸いっぱいのお昼をいただきましょう。
お腹がいっぱいになったところで近くにあるフォレストパーク メロンの森へ。
メロンの産地・ほこたが誇るほこたメロン。
ここでメロン狩りをたのしんだら試食です。
甘い甘~~いメロンの果肉。
がぶりとかぶりつけば、しあわせが口中に広がります。
みなさま、こんな体験してみましょうよ。


ほかにも、東銀座の新橋演舞場では九月大歌舞伎が上演されます。
今回の出し物は魅力的ですね。
夜の部「不知火検校(しらぬいけんぎょう)」、昼の部「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)」。
ポスターに「悪ノ華 二輪」とあります。
レイプ、殺人など悪行の限りを尽くす座頭・杉の市、のちの不知火検校。
かたや、大胆にも大名を強請(ゆす)ろうとするお数寄屋坊主の河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)。
どちらも遜色ない悪党どもを松本幸四郎が演じます。
う~~ん。こいつぁ、観てぇな。
「さっちゃん」こと小林幸子が50周年記念コンサートを開きます。
子供のころから「第2の美空ひばり」といわれた天才歌手は、もう、そんな歳になるんですね。
もっとも、私は彼女の子ども時代を知りませんが(ひばりだったら知ってるけどね)。
中野サンプラザホールですよ。
一方、六本木の国立新美術館では「アメリカン・ポップ・アート展」が開催されます。
あのアンディ・ウォーホルの最高傑作といわれる「200個のキャンベル・スープ缶」が登場。
昔、観たことがあります。
「あ、そーですか」みたいな印象でしたね。
映画「エンパイア」なんて延々とエンパイアステートビルを同じ場所から長回ししてるだけの退屈なシロモノだったけど。
でも、あれから幾星霜。
私も多少は変わったかもしれない。行ってみるか。


今号も魅力満載、「ゆとりちよだNo.101」。
アキバのみなさまには・・・「インディアン嘘つかない」神田のジョニー・デップがお持ちしました。おタノシミに。