ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿, 最新情報 2013/12/12

ゆとりちよだNEWS No.105

 街にはイリュミネーションが輝き、ジングルベルのメロディが流れています。もうすぐクリスマスなんですね。耶蘇教徒ではない私がクリスマスを祝うことはなく、私にはシングルベルとしか聴こえぬゾとぼやいておりましたら、ゆとりちよだ105号が到着しましたよ。さぁて、今号にはどんなたのしい情報が載っているんでありましょうか。

 「どうして人は死ぬのでしょう。千年も万年も生きたいわ」。ご存知、徳富蘆花原作・新派大悲劇「不如歸(ほととぎす)」の主人公・浪子の台詞。啼いて血を吐くホトトギス。当時、不治の病とされた肺結核に侵された浪子は愛する夫・武男との仲を姑に引き裂かれ、さらに継母からも苛められて死んでゆきます。この、継母のモデルこそ、鹿鳴館の花と謳われた大山捨松。後に元帥にまで上り詰める陸軍大臣・大山巌の夫人です。浜町の明治座の新春公演として上演される「コンダーさんの恋~鹿鳴館騒動記~」では、アメリカ帰りのハイカラな未婚女性として描かれます。物語の舞台は、諸外国との交流の場を設けるための迎賓館として建てられた鹿鳴館。登場人物は、大山巌、捨松のほか、鹿鳴館を設計したお雇い外国人ジョサイア・コンドル(コンダーとも)、彼を慕う前波くめ、そして勝海舟の息子・梅太郎とその恋人・クララ。3組の男女が繰り広げるラブコメディを新春の浜町・明治座でご覧になってみませんか。それから。大山捨松は不如歸で描かれるような鬼母ではなく、良妻賢母であったそうです。

 東京ドームに全国のお祭りとご当地グルメが集結しますよ。東京ドームで1月10日(金)~19日(日)に開催される「ふるさと祭り東京2014」です。正月恒例となったこの催し、どんなものなんでしょか。まず、「ふるさとの祭り」では全国22のお祭りが登場。現地にゆかなければ観られない「秩父の夜祭」や「八戸三社大祭」の山車など全国のお祭りのエキスを観られます。もっとも、神田祭は招待されてないみたいだけどね。「全国ご当地どんぶり選手権」では、予選を勝ち抜いた10のどんぶりが前回上位入賞したシード5どんぶり(鯛茶漬け/新潟県や香箱カニ丼/石川県など)に挑戦します。1杯¥500でいただけるそうなので、こりゃぁ魅力ですネ。さらに。1月10日、17日の両日には各地の300を超えるおつまみで100種類以上の地酒・地ビールを味わえるってんですから飲兵衛にゃたまらんですな。さらにさらに。ゆるキャラ好きは涎が垂れるでしょう、全国から50以上のゆるキャラが馳せ参じますよ。ステージでデモンストレーションをするゆるキャラたち、これは見逃せないでしょ。入場招待券30枚(1会員2枚まで)をゆとりちよだがプレゼントしてくれますので、さあ、即申し込みましょう。

 モネといえば睡蓮、睡蓮といえばモネ。でも、睡蓮ばかりぢゃないんです、モネが描いたのは。いっぱい風景を描いています。上野の国立西洋美術館で開催されている「モネ 風景をみる眼 19世紀フランス風景画の革新」では、モネの眼に映じた風景がこれでもかとゆうほど展示されています。モネの風景画の革新性。あなたご自身の眼で確かめてみてはいかがでしょうか。有楽町の有楽町朝日ホールでは「桂文枝 新春特選落語会」の口演がありますよ。桂三枝としてお茶の間をにぎわせていた噺家が桂文枝を襲名して1年。文枝の芸を確かめに行ってみましょうか。演題からしてたのしそうな、新作落語「嵐を呼ぶ男~石原裕次郎~」と「友よ」でお客様のご機嫌を伺うそうですよ。宇都宮釣天井事件といえば、幕府老中・本田正純による将軍秀忠暗殺未遂事件として映画・講談などでよく知られたお話ですが、この事件に題材をとった歌舞伎が来春上演されます。隼町の国立劇場の初芝居「三千両初春駒曳(さんぜんりょうはるのこまひき)」です。150年ぶりの復活通し狂言。菊五郎、松緑、菊之助、時蔵と、芸達者たちがどんな芝居を魅せてくれるんでしょうか。さあ、年が明けたら隼町に駆けつけましょう。

 今号も話題満載ゆとりちよだでした。アキバのみなさまには・・・司会だったら任せてくんな。滑舌のよいことでは定評ある赤垣さんがお持ちになりました。おタノシミに。