ゆとりちよだNEWS

<戻る

N様からのご投稿, 最新情報 2014/01/15

ゆとりちよだNEWS No.106

 2014年が明けました。本年がみなさまにとって幸多い年であることを祈念するとともに、旧年に倍して「ゆとりちよだNEWS」をご愛読くださいますようお願い申しあげます。と、正座して頭を垂れておりましたらゆとりちよだ106号が到着しましたよ。さぁて、新年号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。

 ブラディー・メアリーといえば「二日酔い覚ましのドリンク」として知られるウオッカをトマトジュースで割ったカクテルですが、このブラディー・メアリー(血まみれメアリー)の語源となったスコットランド女王・メアリー・スチュアートに関わる芝居が赤坂の赤坂ACTシアターで上演されます。「9Days Queen~九日間の女王~」です。イギリス史上、即位期間が最も短かった女王レディー・ジェーン・グレイの物語。6人の妻を持ったうえにローマ教皇に破門されたあの悪名高いヘンリー8世の妹の孫を母とするジェーン・グレイ。なまじっか王位継承権があったため、望まぬ結婚と王位に就くことを強いられます。陰謀渦巻く宮廷。カトリックとプロテスタントの抗争。イングランド女王となったものの、わずか9日間でメアリー・スチュアートにより退位させられます。改宗を条件に助命を提案するメアリー。が、ジェーンは拒否。従容として断頭台に上るのでした。芳紀まさに16歳。この、美しく教養があったと伝えられる悲劇の女王ジェーン・グレイを主演舞台第2弾となる堀北真希が熱演します。ポスターの写真がいいですね。目隠しをされ両腕を繋がれたレディー・ジェーン・グレイ。これだけで内容がわかった気になってしまいます。さあ、梅が咲いたら赤坂にゆこう。

 堀北真希が主演するならワタシたちだって負けてないわよ、との声が聞こえてきそうです。コメディエンヌが揃いましたよ。
まずは、日本橋の三越劇場で上演される「痛快人情時代劇 『あんた十手もった?』」であります。寄る年波には勝てずお役御免となった銭形平次。明神下で隠居生活をたのしんでいる老平次のもとへ奉行所から鼠小僧探索のミッションが舞い込みます。さあどうしよう。筋力が落ちちゃってて投げ銭なんてできねぇよ。そんな平次に女房のお静はやきもき。しょーがないね、おまえさん。旦那に助けの手を差し伸べるなんてもンぢゃない。自ら買って出て探索に乗り出します。さあて、お静姐さんは鼠小僧次郎吉を捕まえることができたのでしょうか。むっつり右門や水戸の黄門様まで登場するハチャメチャ痛快人情時代劇。お静を演じますは三田佳子。喜劇もできる数少ない美人女優の一人ですね。沢口靖子くらいかしら、ほかには。で、三田佳子がどんなコメディエンヌぶりを魅せてくれるのでしょうか。こりゃぁ、たのしみですよ。

赤坂に昨秋できたばかりの新劇場EX THEATER ROPPONGI。その杮落しシリーズとして、黒柳徹子主演の「想い出のカルテット~もう一度唄わせて~」が上演されます。2011年に初演し好評を博した海外コメディ・シリーズ第28弾ですよ。舞台は引退した男女3人のオペラ歌手たちが集まる高級老人ホーム。そこへ黒柳徹子扮する、やはり引退したソプラノ歌手がやってきます。そんな折、ホームでのコンサートで作曲家ヴェルディの「リゴレット」四重奏を披露しようとゆう話が持ち上がったのであります。それぞれワケありの3人の歌手たち。ソプラノ歌手・黒柳徹子が加わって上を下への大騒ぎとなります。さて、彼ら彼女らは輝かしい過去の栄光を取り戻すことができるのでしょうか。それは・・・観なくちゃわからない。

日本のコメディエンヌといったら、これは、もう、藤山直美にとどめを刺すでしょう。彼女が主演する「母をたずねて膝栗毛」が東銀座の新橋演舞場で上演されますよ。身寄りのない子を引き取っては育てていたお寺が火事となる。そこで育った幼馴染み同士の藤山直美、中村獅童、高橋由美子の男女三人。お寺復興のため、今は裕福な暮らしをしているらしい母親に無心しようと旅に出ます。途中、母親探しを手引きする手代の坂東巳之助、彼らを助ける謎の浪人・奥田瑛二が加わって、波瀾万丈、奇想天外、てんやわんやの珍道中。さあて、目指すそれぞれの母親に三人は巡り合えるのでしょうか。これまた観なくちゃわからない。さらに加えて市村萬次郎、水谷八重子(!)といった新春を飾るにふさわしい豪華な顔ぶれ。天才喜劇役者・藤山寛美を父に持った直美の本領発揮の舞台となるか。さあ、新橋演舞場へ行って確かめよう。

ほかにも、飯田橋の東京ドームでは新春恒例となっております「東京国際キルトフェスティバルー布と針と糸の祭典―」、「テーブルウェア・フェスティバル2014~暮らしを彩る器展~」、「世界らん展日本大賞2014」が相次いで開催されますよ。これが人の技かと目を見張る精緻なキルトの芸術。今回はトーベ・ヤンソン生誕100周年を記念して「ムーミンの世界」が表現されるそうです。スナフキンやミー、ニョロニョロにも会えるのかな。素敵な器に出会えばそこにどんな料理を盛ろうかなってかんがえますよね。そんな想像をふくらませてくれるテーブルウェア・フェスティバル。今回はニューヨークのテーブルスタイルを特集してるそうです。ニューヨークか。零下の寒さに凍える都会のテーブルセッティングは興味津々ですね。らん展。淫靡かつ絢爛たる花の女王をこれでもかとゆうくらい魅せてくれることでしょう。これは、もう、1月2月は東京ドームに入りびたりになりそうですね。

今月号も魅力満載「ゆとりちよだ」でした。アキバのみなさまには献血99回の神田のジョニーがお持ちしました。おタノシミに。