ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿, 最新情報 2014/12/11

ゆとりちよだNEWS No.117

師走に入りなにやら気ぜわしくなってきました。今年ももうすぐ終わるのだ。
あらためてこの1年を振り返ってみても身辺に特段の変化はありません。
ここ数年ほとんど旅行をしていない私が初夏に大阪へ行ったことくらいでしょうか。
中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館で安宅コレクションを鑑賞、その足で天王寺へ向かい、
明治屋できずしをつまみにイッパイ。
いい気分になったところで森ノ宮ピロティホールで上演される虎姫一座の大阪興行
「天海からの贈りもの」の応援に駆けつけたんであります。追っかけをしちゃったんですね。
相変わらず素晴らしいエンターテインメントでしたよ。
この虎姫一座、数年前にゆとりちよだがチケットを斡旋してくださったことは記憶に新しいところ
ですが、12月から想も新たに昭和歌謡を復活するようです。
師走のタノシミがひとつ増えましたね。
と、小春日和のうららかな空を眺めながら浅草におもいを馳せていましたら
「ゆとりちよだ第117号」が届きましたよ。
さあて、今号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。


都はるみが浅草にやってきます。新春を飾る「都はるみ コンサート 2015」です。
久しぶりにゆとりちよだがチケットを斡旋してくれますよ。
ところで・・・一体私はなん回都はるみのステージを体験したのだろう。
武道館、新宿コマ劇場、有楽町国際フォーラム。こんなものか。
でも、浅草公会堂で公演するってのがうれしいね。
私が初めて浅草公会堂へ行ったのは、もうン十年前、新国劇の十八番「極付 国定忠治」と
「一本刀土俵入り」を観たときだ。辰巳柳太郎、島田正吾の両御大がまだ元気だった。
この舞台は今でも思い出すな。「赤城の山も今宵限り・・・」。「しがねえ姿の土俵入りでござんす」。
名台詞にシビれた。我孫子屋のお蔦を演じた三浦布美子姐さんも綺麗だったなぁ。
さらに。2年前の5月、「虎姫一座500回突破記念『公会堂で逢いましょう in 浅草』」が
浅草公会堂で上演された。1100席近い公会堂を満杯にした虎姫一座の魅力、実力。
今でも語り草になっている。おっと、話がわき道にそれてしまいました。
都はるみです。「アンコ椿は恋の花」、「好きになった人」、「涙の連絡船」・・・。
市川昭介の名曲の数々をはるみ節満載で聴かせてくれますよ。
さあ、年が明けたら浅草へゆこう。よっ、待ってました! みやこ!!


演歌の都はるみときたなら、お次は・・・こりゃぁあぁた、天童よしみでしょうが。
「天童よしみコンサート 2015」ですよ。
美空ひばり亡き後、その衣鉢を継ぐべき位置にある天童よしみ。ひばりのように演歌のみならず
ジャズもポップスもこなす天才歌手の名付け親が元祖ルポライター・竹中労であることをご存知
の方は多くないかもしれません。
昔、その竹中労が主催する「風の会」(野村秋介とは関係ありません)という講座にときどき顔を
出したことがあります。人形町のビルの2階(だったか)での講演会には毎回ゲストが出演し
大いに盛り上がったものです。
関曠野、関川夏央、花柳幻舟、長谷川三千子・・・。
今おもうと(おもわなくっても)そーとースゴい顔ぶれだったな。右から左まで(左から右まで)。
おっと、また話がわき道にそれてしまいました。天童よしみです。
もうすぐ取り壊される渋谷の渋谷公会堂。
歌手にとってはビッグになるための登竜門といわれる渋谷公会堂へ、さあ、公園通りを上って
珍島物語を聴きにゆこう。


次におススメするのは、りんかい線・天王洲アイル駅にある天王洲銀河劇場で上演される
ミュージカル「SAMURAI 7」であります。
今までのオマエの生涯で観た映画のベストワンを挙げよといわれたら、ためらうことなく黒澤明の
「七人の侍」だと私は断言するでしょう。この映画を私は4回観ています(モチロン映画館でね)。
1回は英語の字幕付きだったな。秋の収穫を野武士に略奪される百姓たち。
その窮状を救うために雇われた七人の侍とは・・・。智略にたけた勘兵衛(志村喬)。
勘兵衛の家臣・七郎次(加東大介)。「御冗談を」の五郎兵衛(稲葉義男)。
凄腕の剣客・久蔵(宮口精二)。とぼけた味の平八(千秋実)。
前髪立ちの若侍・勝四郎(木村功)。そして、乱暴者だが根は優しい菊千代(三船敏郎)。
こう書いているだけで目がうるうるしてくるな。
個性ある七人の侍と百姓たちは力を合わせて野武士たちを撃退する。
クライマックスの雨中の合戦シーン。矢を射る勘兵衛。長槍をしごく七郎次。
剣豪将軍・足利義輝のように数十本の刀を地面に突き立て、野武士を斬り倒すごとに刀を替える
菊千代。目を瞑ればあの凄まじい戦闘シーンが瞼の裏に浮かんでくる。
で、ミュージカル「SAMURAI 7」です。カンベエに別所哲也、キクチヨに・・・おお、あの大澄賢也
が扮します。さあて、黒澤の「七人の侍」はどのようにミュージカル化されるのでしょうか。
それは・・・観てみなくちゃわからない。


ほかにも、東銀座の新橋演舞場では「新春花形歌舞伎」の公演があります。
演し物は、歌舞伎界の若手トップスター・市川海老蔵が石川五右衛門に扮して演じる新作歌舞伎
「石川五右衛門」。石川五右衛門といえば「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)の
「絶景かな、絶景かな」の台詞がチョー有名ですが、今回の五右衛門は遥か中国大陸に渡るそうですよ。
ときは清の太祖・ヌルハチの時代。いったいどんな物語が展開されるんでありましょう。
タノシミですね。

一方、隼町の国立劇場では「新春歌舞伎公演」と銘打って曲亭馬琴・原作「通し狂言 南総里見八犬伝」
が上演されます。
お馴染み「仁義礼智忠信孝悌」の玉を持つ八犬士が安房里見家のため大活躍する物語。
尾上菊五郎をはじめ菊之助、松緑、時蔵と豪華配役陣がご披露する「通し狂言 南総里見八犬伝」。
年が明けたら隼町に駆けつけましょう。

お正月ですね。ウルトラマン、ゾフィー、ウルトラセブンなど歴代のウルトラマンたちが水道橋の
東京ドームシティ プリズムホールに全員集合しますよ。
子ども時代にどのウルトラマンシリーズを見たかで年齢がわかっちゃいますね。
さあ、お祖父さん、お父さん。お孫さんやお子さんを連れてプリズムホールに集結しましょう。


今月号も話題満載、ゆとりちよだでした。アキバのみなさまには・・・経理の重鎮・梅澤さんがお持ちになりました。おタノシミに。