ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿, 最新情報 2015/07/14

ゆとりちよだNEWS No.124

7月に入ってからの東京はほとんど曇り空か雨模様。
躰中あちこちにカビが生えてくるんぢゃないかしら。おぉ、やだやだ。
こんなときはおいしいものを食べるに限るぜ。
で、アメ横へなにかよさげなモノはないかと探しにゆきました・・・
ありましたよありました。シロウリです。キュウリにしろマクワウリにしろ夏は瓜がうまい。
いままでシロウリは塩と鷹の爪で一夜漬けにしていたのですが、今回は塩麹漬けにしてみました。
麹2枚(460g)、塩150g、湯冷ましの水500cc。
これを容器の中でぐぢゅぐぢゅに掻き混ぜる。
1日1回掻き混ぜ、10日が経過。麹の芯がなくなったらできあがり。
縦半分に切ったシロウリの種をスプーンで掻き出す。
広げたラップに掻き出した側を上にして置き、塩麹を塗りたくる。
ラップにくるんで冷蔵庫へ。これでひと晩おきましょう。さてどうかな。
すっかりしなっとなっています。味は?サクサク(と切る音)。端っこを口へ。
うん、ひと晩でしっかと味がなじんでいます。
さて、これをお茶漬けでいただきましょうか。
コブとカツオブシで出汁を取り薄口醤油で味付けします。
熱々のご飯にゴマと海苔をふりかけ2年前に漬けた梅干しをのっけて熱いツユを張る。
ずすっ。さらさら。ぽりぽり。う~ん、うめぇゼ。し・あ・わ・せ。
と、ひとり唸っていましたらゆとりちよだ124号が届きました。
さぁて、今月号にはどんなタノしい情報がのっておるんでありましょうか。

 まずご紹介するのは東銀座の新橋演舞場で演じられます「もとの黙阿弥」です。
原作はあの井上ひさし、演出はベテラン・栗山民也。
演じますはラブリンこと片岡愛之助、貫地谷しほり、真飛聖、早乙女太一ら。
ラブリンは最近、女性週刊誌、TVワイドショーをにぎわせているようですが芝居に影響
しないのかしら。余計な心配をしてしまいます。
さて、今回の演目。ときは文明開化の明治20年(1887年)4月下旬。
ある日の夕方から次の日の夕方までの24時間の物語。
場所は浅草にある芝居小屋の内と外。三一致の法則をなぞったようなお芝居です。
意に染まぬ見合いを強いられた男爵家の跡取りと政商の娘がその書生と下女に入れ替わり
巻き起こす騒動。
言葉の魔術師・井上ひさしの真骨頂、地口、語呂合わせなど言葉遊びが出るわ出るわ。
さあて、この入れ替わり劇、どのような結末を迎えるのでしょうか。
それは観てのおタノシミとして。
最近、元井上ひさし夫人・西舘好子の「修羅の棲む家」(はまの出版)を読みました。
井上ひさしがいかに凄まじいDVの常習者であったのか。
その克明な描写には戦慄を覚えます。
強烈な個性を持った二人の男女の修羅場を描いた本書は井上ファンなら必読でしょうね。

 そのほかにも志村けん一座第10回公演「志村魂」が人形町の明治座で上演されます。
ザ・ドリフターズの付き人から正式メンバーになったころの志村は舞台ではおどおどと
していたけど、東村山音頭あたりから目覚めたんだね。
自信たっぷりに演技するようになった。で、今回の志村魂(しむらこん)。
お馴染みバカ殿様、コントライブ、三味線独奏とつづき、曾我廼家十吾原作「一姫二太郎
三かぼちゃ」まで、志村けんの芸をたっぷり披露してくれますよ。

渋谷公会堂では市川海老蔵企画の「市川海老蔵 古典への誘い」がはじまります。
「義経千本桜」から「渡海屋・大物浦(とかいや・だいもつのうら)」の段の通称
「碇知盛(いかりとももり)」を舞踊化して演じられるそうです。

夏の恒例「東京湾納涼船2015」が今年もクルージングしますよ。
島帰りの5000トン大型客船さるびあ丸で東京湾を一周。
かわゆい浴衣ダンサーズのショーを観ながらアルコール飲み放題のクルージングを
たのしみませんか。9月25日までやってます。

今月号も話題満載「ゆとりちよだ124号」。
アキバのみなさまには神田のジョニーがお持ちしました。おタノシミに。