ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿, 最新情報 2016/01/12

ゆとりちよだNEWS No.130

あけましておめでとうございます。
本年がみなさまにとって幸多い年であることを祈念するとともに、ひきつづき「ゆとりちよだNEW
S」をご愛読くださいますよう隅から隅までずずずい~~っと乞い願い上げ奉るであります。
と、こうべを垂れておりましたらゆとりちよだ130号が到着しました。
さあて、今号にはどんなタノしい情報が載っておるんでありましょうか。


まずおススメするのは2月末のバスツアー「いちご狩り&真壁の古い町並みとひな祭り 四季彩
御膳昼食:つくばグランドホテル」であります。
かすみがうら市の千代田にある(千代田区とは関係ないようです)観光農園「いけだファーム」で
有機肥料をたっぷり施したとちおとめのいちご狩りをたのしみましょう。
30分食べ放題。でも、この後の昼食のため食べ過ぎないようにして桜川市の真壁に向かいます。
常陸の国の美女たちをごっそり連れて秋田へ転封した(だから秋田には美人が多い)との悪名高
い佐竹氏の家臣だった真壁氏が造った城下町・真壁。
そこには幕末から昭和の始めに至る古い町並みが残り、国の「重要伝統的建造物群保存地区」
に選定されています。104棟(!)の登録文化財が残る町を歩いてみましょうか。

潮田家の塗屋:木造店舗の2階の外壁を厚く土で塗り漆喰を施した重厚な建物です。
建物横に蔵があり内部でつながっているとか。

村井醸造石蔵:大谷石を主体にした石積みの外壁は見応えがありますね。

猪瀬家藥医門:太い親柱とやや細い控え柱の4本で切妻の屋根を支えた門です。

川島家土蔵:外壁は2階が白漆喰塗、1階が横に張った板をささら子と呼ばれる竿で止めたささら
子下見張り(いわばパネル工法)の蔵。

川嶋家見世蔵:収納・保存庫として造られた土蔵とは異なり、店舗兼住宅として使うことを目的と
した蔵。潮田家の塗屋と同じように土壁に漆喰を塗った防火建築です。

町を歩きながらひなまつりも楽しみましょう。
160軒の民家にお雛様が飾ってあり(スゴイ!)1軒1軒のぞくのもいいですね。
その後、つくばグランドホテルで四季折々の旬の食材を使った四季彩御膳昼食を堪能したら、
筑波ハムで工場見学。
ハム、ソーセージ、ベーコンなどの製造現場が窓越しに見られるそうです。
試食をしてハムのおみやげを買って帰りましょうか。


毎年のようにフェルメール作品が日本にやってきます。
世界的にヒットした映画「羊たちの沈黙」の原作者トマス・ハリスの、その続編になる小説「ハンニ
バル」に登場するハンニバル・レクター博士の監獄の元看守は世界中に散らばるフェルメール作
品をすべて観るのが夢だそうです。
でも、私たち日本人はわざわざ外国にゆかなくっても居ながらにしてフェルメール作品を鑑賞でき
るのですから恵まれた環境にいるというべきでしょうね。
で、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される「フェルメールとレンブラント:17世紀オラ
ンダ黄金時代の巨匠たち展」です。
そのフェルメ-ルの作品「水指を持つ女」がニューヨークのメトロポリタン美術館からやってきますよ。
本邦初公開。左手に水指を持ちながら右手でステンドグラスの窓を開ける若い女性を柔らかな
光が包みます。光の画家・フェルメールの真骨頂です。
一方、レンブラントの「ベローナ」は闇の中に浮かぶ戦いの女神・ベローナを描いています。
頬をうっすらとピンクに染めた白い肌、二重顎のベローナ(モデルは誰なんだろ)は右手で長剣
を突き、左手には見る者を石に変えてしまうメドゥーサの首をかたどった盾を構えています。
鈍く黒光りする鋼鉄の甲冑の質感が素晴らしいですね。
そのほかにも、17世紀オランダの黄金時代の画家たち(カレル・ファブリティウス、ピーテル・デ・
ホーホ、ヤン・ステーンなど)の作品が展示されます。
さあ、この春は六本木へゆこう。


ある年代以上の方は「八千草薫」と聞いたら、ああ、「お通さん」と懐かしくおもいだされることでしょう。
元祖・清純派女優(「ジャコ萬と鐵」の谷口千吉監督と結婚したときにゃ独身男どもが悔し涙に暮
れたそうだけど)。そう。稲垣浩監督「宮本武蔵」3部作。
宮本武蔵に三船敏郎、佐々木小次郎に鶴田浩二、お通さんに八千草薫。
もう、ヨダレが垂れてくる配役ぢゃありませんか。観る前からオモシロイに決まっておる。
ちなみに、内田吐夢監督、中村錦之助主演の「宮本武蔵」5部作でお通さんを演じた入江若葉は
ヒドかったな。
「巌流島の決闘」の頃にはぶくぶくに太っちゃてた。
が、しかし、だ。ここでは宮本武蔵ではなく八千草薫を話題にしておるのであります。
浜町の明治座で上演される藤山直美主演「かあちゃん」に出演するんですよ、八千草薫が、あぁた。
藤山直美主演で山本周五郎原作とくりゃぁ、もう、下町人情劇でしょうが。
「泣いて笑って人情ばなし」とキャッチコピーにあるから、稲垣版「宮本武蔵」と同じように、観なく
ってもオモシロイでしょう。ところで。八千草薫はどんな役どころなのかしら。
ポスターの写真を見ると武家の奥方風だけど。それは・・・観なくちゃワカラナイ。


コメディエンヌとして藤山直美が東の横綱なら、西の横綱は渡辺えりぢゃないかしら。
顔立ちも似てるし。
で、ご紹介するのは日本橋の三越劇場で上演される「おばこ」と「渡辺えりの愛唱歌 歌とおしゃ
べりで綴る」であります。
時代は昭和40年頃。上州の湯治場で繰り広げられる芸者の花子(渡辺えり)を巡る人情喜劇。
泣いて笑って、笑って泣いたその後には芸達者な渡辺えりが故郷を愛する人たちにしっとりと歌
いあげます。どんな歌を歌うのでしょうか。・・・では、みなさま、三越劇場にごいっしょしましょう。


神田の千代田区立スポーツセンター7Fの料理教室では「花粉症に負けない!簡単レシピ」セミ
ナーが開催されます。
ダイエットコンシエルジュとしてご活躍なさっている島田奈美先生(同姓同名のアイドルではあり
ません)が花粉症によいとされる栄養とお話しのほか豆乳でポタージュをつくってくださるそうです。
別嬪のコンシエルジュによる絶品のなめらかポタージュをいただきに、さあ、神田へゆこうぜ。

今月号も魅力たっぷり「ゆとりちよだ」でありました。アキバのみなさまには・・・神田のエスコフィ
エ・天澤さんがお持ちしました。おタノシミに。