ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿 2016/03/11

会員様からのご投稿 3月号

ゆとりちよだNEWS No.132

暖冬のせいか今年の桜(ソメイヨシノ)は早いようですね。東京の開花予想日は3月21日だとか。もう、すぐだよ。〽重いコート脱いで出かけませんか・・・なんてキャンディーズを口ずさみながらどこぞへ遊びにゆきたいなぁ、と思案しておりましたらゆとりちよだ132号が届きましたよ。さあて、今月号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。

今でこそ世界に冠たる日本のアニメですが、その嚆矢となったのは1958年公開の東映製作総天然色長編漫画映画「白蛇伝」です。当時は「アニメ」なんて呼称はなかったんだね。「総天然色」、「漫画映画」だよ。美女に変身した白蛇の精・白娘と心優しい青年・許仙のラブストーリー。登場人物全ての声を森繁久彌と宮城まり子の二人だけでこなすとゆう力技です(一人十役!!!)。で、マクラはここまでにして本題に入りましょう。池袋の東京芸術劇場プレイハウスで中国国家京劇院によって上演される「京劇白蛇伝2016」であります。東映アニメと同じようにストーリーは白素貞(白娘)と許仙との愛の物語です。が、日本で上演される多くの京劇の演目のように、この白蛇伝もラブシーンばかりではありません、京劇ファンならご存知でしょう。体操の床運動真っ青のとんぼ返りにつぐとんぼ返り。ケレン味たっぷりの手に汗握る大立ち回りがしっかとあります。二人の仲を裂こうとする法海和尚の法力。鶴の精、鹿の精を相手の白素貞の立ち回り。さらには陸の動物と海の動物が入り乱れての大乱闘。さて、ふたりの愛の行方やいかに。それは・・・池袋へゆかにゃワカラナイ。中国国家京劇院の若手スターたちが満を持して演じますよ。

航空機ファンには垂涎の的でしょう。ゆとりちよだが企画してくれましたよ。「JAL工場見学とキハチランチ」セミナーです。まず、三ツ星レストラン「マキシム」で修業を積み、フレンチをベースとするKIHATI流無国籍料理を生み出した熊谷喜八がチェーン展開している「キハチ」のひとつ「エアターミナルグリル・キハチ」でランチをいただきましょう。
「昆布〆お刺身」なんてのが出てきますよ。どんなアンサンブルになるのかしら。興味津々ですね。さて、お腹がいっぱいになったらモノレールでJAL工場に向かいましょう。おお、スッチー(CA)たちの歴代の制服が展示されてますよ。森英恵らがデザインした制服は制服フェチにはたまんないでしょうね。ほかにも、運航乗務員、客室乗務員、整備士、空港スタッフたちのブースが設置してあり仕事内容が紹介されています。コックピットやスッチーのシートに座ったり、スッチーの制服を試着(!)したりできるそうですのでたのしみですね。そして・・・工場見学のハイライトとなる格納庫見学があります。整備士が働いている現場を目撃し、巨大なホンモノの旅客機を間近に見られるなんて体験はここでしか味わえないでしょう。ナショナルフラッグの座をANAに明け渡すことになってしまったJALですが、こんなところに企業再生の知恵を絞っていたんですね。では、4月23日(土)には羽田空港へゆきましょうか。

隼町の国立劇場では「平成28年5月 文楽公演」がありますよ。演目は「絵本太功記(えほんたいこうき)」。太閤記といえば豊臣秀吉の一代記ですが、これは太功記。織田信長を本能寺で討った明智光秀の物語です。信長を討つ「本能寺の段」から、光秀が切腹を図ろうとする「妙心寺の段」、光秀の嫁、母親、息子とその許嫁の葛藤を描く「夕顔棚の段」(久隅守景の「納涼図」を思い浮かべるけど)、光秀の不忠を責める母親を誤って殺してしまい羽柴秀吉と対峙するクライマックスの「尼ケ崎の段」まで、光秀とその家族の苦悩を描きます。文楽のポスターを見るといつもワクワクと胸躍る私ですが、今回のポスターも秀逸です。森蘭丸に打擲された額の傷をそのままに光秀が辞世の歌を衝立に書く「妙心寺の段」の場面。筆を持つその形相なんて凄いですもんね。人形の頭だけで物語がわかっちゃう気がします。そんな、大夫、三味線、人形で繰り広げる文楽の舞台を鑑賞しに隼町までお出かけになりませんか。文楽にハマることマチガイなしですよ。

そのほかにも、ミュージカル落語で新境地を開拓している三遊亭究斗が赤坂見附の赤坂区民ホールで「2016 初春 今年も、キュートに、ミュージカル落語まつり!2」を開催します。今回のお題は「オペラ座の怪人」。アンドリュー・ロイド・ウェーバーの名曲を劇団四季出身の異色の噺家がどんな具合に料理するんでしょうか。タノシミですね。

今月号も魅力満載ゆとりちよだでありました。アキバのみなさまには・・・まこっチャンこと高鷲真さんがお持ちになりました。おタノシミに。