ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿 2018/01/09

会員様からのご投稿 1月号

ゆとりちよだNEWS154号

あけましておめでとうございます。東京の正月三が日は例年になく寒かったものの天候に恵まれて佳い正月だったといえるでしょう。私はといえば・・・昨年につづき、御徒町の燕湯で朝風呂に入り(ここのお風呂は東京でも一・二を争うくらい熱い=46℃!)、湯上りに鈴廣のかまぼことご近所からいただいた黒豆の煮豆をつまみにイッパイやっておりましたらゆとりちよだ154号が届きましたよ。さあて、今月号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。

まずご紹介するのは「静岡県伊豆 いちご狩り&甘夏みかん狩りバスツアー」であります。考えてみるとゆとりちよだのバスツアーは「○○狩り」が多いですね。みかん狩り、さくらんぼ狩り、巨峰狩り等々。そして今回の行く先は伊豆のいちご狩りと甘夏みかん狩りです。ところで、「伊豆」といえば西田佐知子。「アカシアの雨がやむとき」で一世を風靡した美貌の歌手は、実は、隠れた名曲を歌っているんであります。そう。「エリカの花散るとき」です。伊豆の山かげに咲くとゆうエリカの花。別れた男を訪ねて「うすい紅いろの花」の咲く村を捜す女。西田佐知子があの独特のハスキー(セクスィー)ヴォイスで女の情念を歌うんですね。う~~ん。シビれちゃうゼ。下半身が。おっと。またもやマクラが長くなってしまいました。バスツアーです。まず、反射炉で有名な韮山(にらやま)でいちご狩り(食べ放題)。その後、大きな物産店(といってよいか)蔵屋鳴沢でつるし飾り雛を見物しましょう。これは見ごたえがありますね、たぶん。古裂でつくられた毬、干支、動物、花などの色とりどりの縁起物を赤い糸でつるしたつるし雛。お土産に買って帰りましょうか。なお、オプションで反射炉(溶解炉)も見学できるそうです。幕末、国防のため大砲を鋳造する必要に迫られた幕府はここに反射炉を築きました。この、世界遺産に登録された反射炉は当時の産業技術を知るためにも一見の価値があるんぢゃないでしょうか。さて、昼食です。おつくり、天ぷら、茶碗蒸し、ときてメインは鶏しゃぶか海鮮陶板焼きの「伊豆の潮騒」会席。う~ん、よだれがポタポタ落っこちちゃいます。しかも、食後、入湯税¥150で温泉入浴もできるそうですよ。こりゃぁ、極楽だね。さらに。童謡「みかんの花咲く丘」の舞台となった宇佐美の農園で甘夏みかん狩り食べ放題(お土産付)が控えています。そして、またさらに。前号(153号)でご紹介した小田原の鈴廣にも立ち寄るそうです。かまぼこでお腹がいっぱいになっちゃいそうだな。ところで。みかんの花はわかったけど、エリカの花はいったいどこに咲いてるんだろか。

昨年末の有馬記念で優勝を飾った武豊騎乗のキタサンブラック。その馬主であるサブちゃんこと北島三郎のコンサートがあります。原宿のNHKホールで開催される「北島三郎 コンサート2018 歌とともに」です。演歌の大御所として押しも押されもせぬ北島三郎。流しの下積み時代を経て八王子に北島御殿と呼ばれる豪壮な大邸宅の主となったサブちゃんもすでに81歳。声量に衰えがあってもおかしくないけどコンサートはできるのかしら。話は変わりますが、私、北島三郎の歌はかなり歌えるのです。兄弟仁義、帰ろかな、なみだ船、函館の女、薩摩の女、加賀の女。ひととおり歌えます。もちろんアカペラで。レコードをさんざん聴きましたからね。西田佐知子も。西田佐知子のコンサートは望むべくもないけど、北島三郎は聴くことができる。いま、私たちは同時代を生きる偉大な演歌歌手を体験することができるのだ。さあ、NHKホールへゆこう。

このほかにも六本木の国立新美術館では「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」が開催されます。スイスの実業家エミール・ゲオレク・ビュールレ。16世紀オランダ絵画から20世紀の近代絵画に至る作品、とりわけ印象派、ポスト印象派の絵画の収集で知られたコレクターです(私は知りませんでした)。今展の見どころは、ずばり、ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」とセザンヌの「赤いチョッキの少年」でしょう。頬をピンクに染めた肌の白い栗色の髪の少女・イレーヌ。「美少女」とは彼女のためにある賛辞ですね。一方の少年。美術の教科書でご覧になったことがありませんか。ひと目でセザンヌとわかる色使い。肘をつき物思いにふける少年はなにを考えているのでしょうか。ひょっとしたらイレーヌに恋をしてしまったのかな。

今月号も話題満載「ゆとりちよだ」でした。アキバのみなさまには・・・アキバのクーリエ秋山さんがお持ちになりました。おタノシミに。