美術展
このたび、山種美術館では近代から現代にいたる画家たちが日本の風景を描いた作品に焦点をあて、ご紹介する展覧会を開催いたします。
本展では、自然とともに日常を営む人々を捉えた川合玉堂《春風春水》、京都市中の風情ある冬景色を画面に残そうと描かれた東山魁夷《年暮る》、奥入瀬の四季を精緻かつ幻想的に表した石田武《四季奥入瀬》 ☆ の連作、のどかな農村風景に送電塔などを配し近代的な趣を表現した 田渕俊夫《輪中の村》 などをご紹介します。近代を迎え、日本の風土が改めて見直される中で生まれた多種多様な風景表現を通し、伝統的な山水画から風景画へと移りゆく軌跡をご覧いただく展覧会といたします。
*上記文中のうち、☆印がついていない作品はすべて山種美術館所蔵です。