ゆとりちよだNEWS

<戻る

N様からのご投稿, 最新情報 2013/03/12

ゆとりちよだNEWS No.96

このところ暖かい日がつづきます。
東京の予想開花日は3月25日ころとか。
先日、春一番が吹いたものの、寒い日がぶり返すは必定。
寒気と暖気がせめぎあう日がつづくのでしょう。
でも、あと数週間もすればサクラが開花するのだ。
その日を心待ちに、きょうとゆう日を過ごそぢゃないか、皆の衆。
と、黄砂、PM2.5、花粉舞う空を見上げていましたら、「ゆとりちよだ」96号が到着しましたよ。
さあて今号はどんなたのしい情報が載っているんでありましょうか。


まず、最初にご紹介するのは「浅草昭和歌謡 虎姫一座」です。
すでにNo.93でお伝えしておりますが、斡旋期間が3月中と締切が迫ってますよ。
浅草はROX4階にあるコシダカシアター。
この小体な劇場を常打ち小屋として無期限のロングランをつづけている虎姫一座公演。
9人の美男美女が織りなすレヴューはきっとアナタを夢の世界へ導いてくれるでしょう。
なんて決まり文句は言いたかぁないが、夢の世界です。
日常から非日常へ。ケからハレへ。1回観たら、またゆきますよ。
2回が3回、3回が4回に。100回以上通ってる猛者もいるんです。
上演回数はすでに850回を超し、この秋には1000回を突破するんぢゃないかしら。
いづれギネスブックに載るでしょう。午前の部「エノケン・笠置のヒットソングレヴュー」。
エノケン・笠置だけぢゃなく、東京ラプソディー、りんごの歌、青い山脈など懐かしの昭和歌謡を
虎姫たちといっしょに歌いませんか。
午後の部「シャボン玉だよ!牛乳石鹸!!」。
世のお父さんお母さんたちは覚えてらっしゃることでしょう。
日曜夜6時半の「シャボン玉ホリデー」を。
あの、ザ・ピーナッツを中心とした伝説のバラエティー番組が浅草に蘇りましたよ。
「恋のフーガ」に胸ときめき、「モスラ」にコーフンし、「Lover, come back to me!」に青春を
取り戻しませんか。
ワンドリンク付き通常料金¥3,500のところ、ゆとりちよだ会員には・・・
ぬ、ぬ、ぬわんと¥1,800(!!!)で斡旋してくれるんです。
これは、もう、チケットを買い占めてもいいくらいのサービスなんぢゃありませんか。
さあ、チケット買ったら浅草へゆこう。
(注:一座のリーダーゆきチャンが体調不良でお休みのため、現在、虎姫一座は8人で公演しています)


浅草へ行ったら、ついでに東京スカイツリーに上ってみたいですね。
ゆとりちよだはやってくれましたよ。
「お花見シーズンに行く【東京スカイツリー・隅田桜鑑賞・そなエリア】」です。
朝、千代田区役所を出発したら東京スカイツリーへまっしぐら。
天望デッキに上ったら地上350メートルの視界をたのしみましょう。
眼下には風に散る墨堤の桜。視線を上げれば、広がる東京の街並。
富士山はモチロン、箱根山、筑波山、房総・・・
ひょっとしたらマウナ・ケア山まで見えちゃうかもしれませんね。
天望ロビーにある江戸時代の絵師・鍬形恵斎の描く江戸一目図(江戸の鳥瞰図)と比較して
眺めるのもオモシロイでしょう。
ヒコーキもスカイツリーもない時代にどうやって上空からの俯瞰図を描くことができたのかしら。
興味津々ですね。景色をたのしんでいたらお腹が空いてきました。
天ぷらでもいただきましょうか。浅草雷門から徒歩3分の葵丸進。
天ぷら、天丼が名物の名店です。下町風のたっぷりしたころものてんぷらにガブリ。
ころものサクサク感がなんともいえませんねぇ。いえ、ころもだけがおいしいんぢゃないですよ。
プリプリのエビ、アナゴ、イカ、どれをいただいてもおいしんです。
さて、お腹がいっぱいになったら有明にある「そなエリア(東京臨海広域防災公園)」に遊びましょう(学びましょう)。
東京臨海広域防災公園とは、将来発生するだろう首都直下型地震などの大災害時に対応
できるようつくられた国の防災拠点施設(公園)です。
「地震後72時間の生存力」をつけてくれるそうですよ。
身近にあるラップ、ガムテープ、ネクタイ、空き缶、ペットボトルなどを使って防寒具にしたり、
ろ過器をつくったり、ご飯を炊いたり、サバイバルを勝ち抜く知恵をつけてくれます。
でも、臨海部に防災拠点をつくって津波に対してダイジョーブなのかしら。


隼町の国立劇場では、「国立劇場五月文楽公演」として「心中天網島」が上演されます。
近松門左衛門の心中物の傑作「心中天網島」。
紙屋治兵衛と遊女・小春、そして治兵衛の妻・おさんも絡むこの物語は、「女同士の義理」を
果たすため治兵衛と小春が別々に死ぬとゆう心中としては異例の死に方をする話です。
にしても、近松の心中物の男たちはホント頼りがいのない優男(やさおとこ)たちばかりなんだよね。
治兵衛は小春の身請け金を女房が工面しなければならないほど経営能力のない男だし、
「曽根崎心中」の徳兵衛は大事な金を騙し取られるは、「冥途の飛脚」の忠兵衛にいたっては
公金を横領するなんて大それたことをしでかすし、なんでこんな役立たずの男に遊女は惚れるのかしらと
おもっちゃうんだけど。それにひきかえ、女たちは立派だね。
ほかの男に身請けされるくらいなら死ぬつもりの小春、徳兵衛を騙した男にきちんと異議申し立て
をするお初、封印切りを諌める梅川。
「遊女は客に惚れたといい」なんてゆうけど、アホな男に義理だてして心中する遊女がかわいそうだゼ。
と、ここでハタと気がつきましたよ。近松の心中物の主人公は女性である、と。
「心中」の二文字に男女の悲劇だとおもってしまうけど、実はそうではない。
男なんぞはどーでもよいのだ。
遊女の凛とした気高さ、心意気を描くために、近松はアホな優男や胴欲な男たちを配置したのだと。
前段、中段の話の筋はすべて前書きに過ぎない。死へと向かう彼女たちをいかに美しく描くか。
ここにかかっているのだ。では、「心中天網島」はどのように描かれるのでありましょうか。
それは・・・国立劇場でご覧くださいな。


そのほかにも、三ノ輪のサンパール荒川大ホールでは「立川談春独演会 2013~デリバリー談春~」
がありますよ。
「最もチケットが取れない落語家」といわれる談春。
ゆとりちよだではチケットを20枚確保したそーです。こりゃぁ、あなた、ゆかなくっちゃ。


前世紀末に日本でも流行りましたミュシャ。
六本木の森アーツセンターギャラリーで「ミュシャ展~パリの夢 モラヴィアの祈り」と題して、
このアール・ヌーヴォーの画家の作品展が開催されます。
今回はミュシャ財団秘蔵の日本未公開作品を含む240点がおしゃれな街・六本木に集結するそーです。
ミュシャファンの女性たちよ、六本木へゆこう。

いま、劇場公開されている話題の映画・「レ・ミゼラブル」。
娼婦のファンティーヌ役を演じたアン・ハサウェイがアカデミー賞助演女優賞を受賞しましたね。
すでにご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
帝都の子女の紅涙をしぼっているミュージカル「レ・ミゼラブル」を有楽町の帝国劇場でご覧になりませんか。
映画版の元となった劇場版。
映画で感動したみなさま、有楽町まで足をお運びになりませんか。


今月号も話題満載の「ゆとりちよだ」No.96。アキバのみなさまには・・・神田のお目付け役・追分さんがお持ちになりました。おタノシミに。