ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿, 最新情報 2013/11/12

ゆとりちよだNEWS No.104

立冬を過ぎ、木枯らしが街を吹き抜ける時候になりました。今年も残すところ2カ月足らず。来年用の年賀はがきも売り出され、ああ、もう、年末なんだ、と澄み切った青空を眺めていましたらゆとりちよだ104号が到着しましたよ。さあて、今号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。

1969年7月20日、アポロ11号によって運ばれた月着陸船イーグルは人類史上初めて月に着陸しました。アームストロング船長の第一声「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」はあまりにも有名ですね。ところで、この快挙に先立つこと2カ月、5月18日に発射されたアポロ10号の月着陸船と司令船は月周回軌道に乗って着陸予定地点ほかさまざまなデータの収集にあたりました。月着陸船の呼び名は「スヌーピー」、司令船が「チャーリー・ブラウン」。この当時、日本人の大半はチャールズ・M・シュルツ描く新聞連載漫画「ピーナッツ」の主人公たちを知りませんでした。私も知らなんだです(だって生まれてないから・・・とおもう)。そのスヌーピーたちが大挙日本にやってきますよ。六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される「スヌーピー展」です。アメリカのチャールズ・M・シュルツ美術館から初来日する約100点の原画のほか写真やスケッチ、初期の作品など豊富な資料が展示されます。さらに。「かつてない」ショッピングを楽しむことができるそうです。今展のオリジナルグッズやスヌーピーグッズがずらり。スヌーピーファンにはたまらないでしょう。新年1月5日までやってますから、さあ、六本木へゆこう。

次におススメするのは、有楽町の東京国際フォーラム ホールCで開催される泉谷しげる「昭和の歌よ、ありがとう」であります。タイトルからわかるように(石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」から来ていることはマチガイない)、「昭和の歌」といっても昭和35年(1960年)以降の歌ばかりです。私たちは浅草コシダカシアターでロングラン公演をつづけている虎姫一座によって、すでにエノケン・笠置、ザ・ピーナッツの昭和の歌を追体験している。泉谷の「昭和の歌」は、「その後」に位置づけられるものではないだろか。野坂昭如「黒の舟唄」、西田佐知子「涙のかわくまで」、丸山(美輪)明宏「ヨイトマケの唄」、北原ミレイ「ざんげの値打ちもない」、坂本九「見上げてごらん夜の星を」・・・。これらの歌を大竹しのぶ、カルメン・マキ、佐々木秀実、クミコ、夏川りみら錚々たる女性歌手(?)たちと泉谷がデュエットする。選曲も歌手もいいね。こりゃぁ、あ・な・た、2013年の掉尾を飾るにふさわしいライブですよ。さあ12月30日は・・・有楽町で逢いましょう。

12月といえば年の瀬。年の瀬といえば「第九」。今年も第九の季節が巡ってまいりました。六本木のサントリーホールでは12月27日に秋山和慶指揮の東京交響楽団「第九と四季」が演奏されますよ。秋山和慶指揮の第九に四季なんていったら、カレーとラーメンの大盛りにギョーザをおまけに付けるような超豪華プログラムぢゃないでしょか(よく知らんが)。東京交響楽団ときたら、次は、日本フィルハーモニー交響楽団にお出まし願わにゃならんでしょ。同じサントリーホールで28日と29日の両日、今度はコバケンこと小林研一郎による「日本フィル第九特別演奏会」が開催されます。錦織健ほかの歌手による独唱もタノシミですね。どちらにしようか迷ってしまう第九の演奏。でも・・・迷ったときにはどちらも選ぶ。アァタ、迷ったときの鉄則ですよ。そして、年の瀬といえば忠臣蔵でしょう。国立劇場12月歌舞伎公演は「知られざる忠臣蔵」と銘打って上演の機会の少ない作品が舞台に上がります。「主税と右衛門七―討ち入り前夜」。10代で討ち入りを果たした大石主税と矢頭右衛門七。家老の子と足軽の子の友情、そして恋模様が描かれます。「忠臣蔵形容画合(ちゅうしんぐらすがたのえあわせ)」。忠臣蔵の大序から七段目までを舞踊化した河竹黙阿弥の作品。竹本、清元、長唄の伴奏に乗って大星由良之介たちが踊ります。60年ぶりに復活したとゆうかなり珍しい出し物。中村吉右衛門を筆頭に播磨屋一門総出の舞踊劇をたのしんでみませんか。

今月号も魅力満載「ゆとりちよだ」。アキバのみなさまには・・・神田の美人料理人・古賀さんがお持ちになりました。おタノシミに。