ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿, 最新情報 2015/05/18

ゆとりちよだNEWS No.122

神田祭が終わり町には静けさが戻ってきています。
あの興奮、熱気。今は跡形もなく消え、私はすっかり腑抜けになってしまいもうした。
ゆとりちよだ122号が届いたのが連休前。
ただちにNEWSにとりかかればよいものを、お祭り騒ぎでそれどころぢゃない。
みなさまにお届けするのがすっかり遅くなってしまいました。申し訳ありませぬ。
さあて、今号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。


まずご紹介するのは「さくらんぼ狩りと富岡製糸場見学とこんにゃくパーク試食見学」であります。
群馬県の富岡製糸場がユネスコの世界遺産に登録されたのは昨年の今ごろ。
木骨煉瓦造りの美しい建物が印象的でしたね。
明治維新以降、日本の殖産興業推進の先端を走ってきた製糸工場群(「女工哀史」の時代
でもありました)。
農家の家内生産であった製糸を巨大な工場で大量生産する近代日本の象徴のような建物が
長い歳月に耐えて遺っていたのはほとんど奇跡といっていいんぢゃないでしょか。
関係者の維持管理の努力に頭が下がります。
その富岡製糸場見学をゆとりちよだは企画してくれましたよ。
しかも、さくらんぼ狩りとこんにゃくパークの試食見学を前後に付けて。
さくらんぼといえば梅雨のころの果物ですよね。
ハウス栽培(!)なので雨天でもOKだそうです。
30分食べ放題に挑戦してみましょうか(この後の昼ご飯のことも考えてね)。
こんにゃく芋の収穫量の9割を占めている群馬県。
今度はこんにゃくを思いっきし食べてみませんか。富岡製糸場から車で20分ほど。
こんにゃく文化を伝えるとゆうこんにゃくパークがあるんです。
繊維が豊富でカロリーゼロのこんにゃく。
いくら食べても肥ることはありません(こんにゃ苦しいことはないだって?)。
お土産コーナーではこんにゃくゼリー、こんにゃくパン、こんにゃくアイス(!?)
なんてのもあるそうなので、ダイエットに苦しんでいる友人知人たちに買ってあげては
いかがでしょうか。日帰りの群馬県バスツアーですよ。


次にオススメは隼町の国立劇場で開かれる「平成27年 歌舞伎鑑賞教室」であります。
すでになんどもご紹介していますが、この歌舞伎鑑賞教室はまずハズレがない。
みなオモシロイ。今回は「壷坂霊験記(つぼさかれいげんき)」です。
ご存知、お里・澤市の夫婦愛の物語。小学生のころ級友がよく教室で唸っていました。
「妻は夫をいたわりつ、夫は妻を慕いつつ、頃は六月半のころ、夏とはいえど片田舎、木
立の森もいと涼し」。彼の親父さんが浪花亭綾太郎を聴いていたんでしょうね。
名調子でした。だから私も覚えちゃいましたよ。
でも、このくだりちょっとおかしいんだよね。文法的に。
「頃は六月半のころ、夏とはいえど片田舎」ってのが。
「夏とはいえどこの寒さ」ならわかるけど、「夏とはいえど片田舎」だよ。
片田舎ってのはよっぽど寒いのかしら。おっと、話が横道にそれてしまいました。
歌舞伎鑑賞教室です。
献身的な愛を捧げる女房お里に片岡孝太郎、盲人の座頭・澤市に坂東亀三郎があいつとめ
ます。これは必見ですよ。


最近は、フーテンの寅さんになったらしいリチャード・ギア。
そしてバラの花びらを浮かべたバスタブに身を沈めているジュリア・ロバーツ。
この二人が共演しているロマンティックコメディ「プリティウーマン」をご覧になった方
は多いでしょう。
そのプリティウーマンとは何の関係もない(らしい)芝居を三宅裕司率いる熱海五郎一座
が東銀座の新橋演舞場の舞台で観せてくれます。
題して「爆笑ミステリー プリティウーマンの勝手にボディガード」であります。
突然来日したハリウッドの大物スター・ニコラス啓二のボディガードを依頼された身辺圭吾。
その話を聞いた彼の元妻・小砂恵澄は勝手にそのボディガードを買って出る。
で、命を狙われたハリウッドスターの謎を追ううち驚きの事実が判明するとゆうスト-リー。
ニコラス啓二に未婚(らしい)の春風亭昇太、身辺圭吾に座長・三宅裕司、小砂恵澄に
あの大地真央、さらに渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛と個性ある曲者役者を配して
一体どんな爆笑喜劇が演じられるのでしょう。
「プリティウーマン」に「ボディガード」か。
傑作映画のタイトルがふたつも入っているこの爆笑ミステリー。
爆笑につぐ爆笑で最後に「感動」だそうです。
三宅裕司の腕の冴えを観に、さあ、新橋演舞場へゆこう。


そのほかにも、上野の国立西洋美術館では「ボルドー展 -美と陶酔の都へー」が開催されます。
ボルドーと聞いて思い浮かぶのはワインですね。フランス南西部の港町ボルドー。
古代ローマ以来、ワインの生産と海洋貿易で栄えたこの町は独自の都市文化を発展させて
きました。
ボルドー市の全面的な協力により実現した本展では「角を持つヴィーナス」をはじめドラ
クロアの「ライオン狩り」や家具調度品など200点を超える作品・資料を通じてボルド
ーの歴史を通覧することができます。
たまには緑深まる上野のお山へゆきましょうか。


今月号も話題満載、ゆとりちよだ122号でした。アキバのみなさまには・・・
神田のジョニーがお持ちしました。おタノシミに。