ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿 2016/08/12

会員様からのご投稿 8月号

ゆとりちよだNEWS No.137

朝のお天気姉さんに予想最高気温34℃だ35℃だといわれて、ああ今日も暑い一日がはじまるのだと天を仰いで嘆くのがアタリマエになっている昨今です。とっくに立秋は過ぎたのに、厳しい残暑なんてもンぢゃない。いつまでつづく炎熱ぞ、であります。一雨ほしいなとおもっても夕立ぢゃなくってゲリラ豪雨ぢゃ困るし。とボヤきながらふと足元を見るとムラサキシキブが青い実を付けてましたよ。この実が紫に染まれば秋冷の日がやって来るのだ。早く紫になっておくれと心に念じておりましたらゆとりちよだ137号が届きました。さぁて今月号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。

昔、小梅でカリカリ梅をつくったことがあります。卵の殻をガーゼでくるみ梅といっしょに漬け込む。確かそんな具合だったと記憶してます。結果は・・・うまくできましたよ。硬い小梅を噛む。カリッとさわやかな音がして実が種から離れる。カリカリ。梅干しとはまったく違う食感で梅を味わうことができます。そんなカリカリ梅の工場見学をゆとりちよだは企画してくれました。「巨峰狩りとカリカリ梅&佐野ラーメン見学バスツアー 新田乃庄:武将膳の昼食」であります。まず、カリカリ梅を開発した群馬県の赤城フーズで工場見学をしましょう。みなさまご存知でしたか。群馬県が全国第2位の梅生産県であることを(第1位はモチロン和歌山県ですね)。その梅を使ってカリカリ梅をつくるんです。どうやってつくるかですって?それは、まぁ、ツアーに参加してくださいな。新田義貞といえば軍記物語の太平記で活躍する武将ですね。稲村ケ崎で黄金の太刀を海に投じ鎌倉攻略を成功させた話は有名ですが、その義貞の7代前の義重が城を築いた跡に観光名所ができました。お食事の店・新田乃庄です。ここでお昼をいただきましょう。「もっそめし」といってもなんのことかわかりませんね。正しくは「木層笥飯(もっそけめし)」。木箱に盛ったご飯の上に栗、山菜、鮭、鶏などを載せて蒸しあげたものだそうです。写真をみましたが、ちらしずしの趣がありますね。お腹がいっぱいになったら佐野へむかいましょう。佐野といえば佐野ラーメン。平たいちぢれ麺とあっさりしたしょうゆ味が特色のラーメンですね。そのラーメンの工場を見学しましょう。創業30年のマルウチ食品で小麦粉からラーメンになるまでの過程を見学します。今回のバスツアーは北関東のおいしいもの尽くしですね。困ったもんだ。ダイエット中なのに。さて、ラストは、巨峰狩りをたのしみましょう。観光農園の規模としては北関東最大といわれる「大平町ブドウ団地」でブドウの王様・巨峰(2房)を狩ります。モチロン試食もできますよ。みなさま。9月25日(日)には秋風が吹いていることでしょう。のどかな秋の一日、北関東でゆったりと過ごしませんか。

ミッフィー、キティちゃんなどかわゆいキャラクターは数あれど、元祖ともゆうべきはピーターラビット。その作者、ビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念し、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで国内最大規模の展覧会が開催されますよ。ピーターラビット展です。19世紀ビクトリア朝時代のロンドンの裕福な家庭に生まれたポター。動物が大好きだった彼女は飼っている動物たちを仔細に観察し描きました。その体験が後年「ピーターラビットの絵本」となって結実するわけです。イングランド北西部の湖水地方を舞台とする詩情豊かなピーターラビットの世界に登場するのは、ピーターのお母さん、妹たち、ネコ、ネズミ、フクロウ。カエル・・・。生前、印税によって巨万の富を得た彼女は湖水地方の広大な土地や農場を手に入れ自然保護活動に従事します。英国ナショナルトラストによって当時のまま保護されているこの地には今でも多くのピーターラビットファンが訪れているとか。10年ほど前NHKで放映されたドキュメントを観ましたが一度は訪れてみたい場所であります。で、今展の目玉は1901年に自費出版された「ピ-ターラビットのお話し」の全原画44枚が一挙公開されることです。みなさま。ポターの筆致、息遣いをこの目で確かめに道玄坂を上ってみませんか。

国立劇場がスゴいことをやってくれますよ。開場50周年を記念した歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」全段三ヶ月連続完全通し上演です。こんなこたぁめったにありません。10月に第一部(大序~四段目)、11月第二部(五段目~七段目)、12月第三部(八段目~十一段目)と、年内いっぱい掛けての通し狂言。ゆとりちよだでは、まず10月公演のチケットをあっせんしてくれます。第一部は物語の発端から大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)が高師直(こうのもろなお)への仇討ちを誓うまでの上演。大序「鶴ヶ岡社頭兜改めの場」:塩谷判官(えんやはんがん)の妻・顔世御前(かおよごぜん)に懸想する高師直。二段目「桃井館」:師直に恥辱を受けた桃井若狭之助(ももいわかさのすけ)の怒りとその家老・加古川本蔵(かこがわほんぞう)の秘策。三段目「足利館」:判官が師直に刃傷に及ぶ「松の間刃傷」と、判官の家来・早野勘平と腰元おかるの恋模様。四段目「塩谷館」:第一部最大の見せ場「判官切腹の場」です。国許から急ぎ駆けつけた由良之助は主君・塩谷判官に対面する。が、時すでに遅く主君は刀を腹に突き刺している。「無念」、「委細は承知」と見つめあうふたり。そして、仇討ちの決意と城明渡しとつづきます。かなり省略してご紹介したので筋がワカラナイかもしれませんね。では、隼町の国立劇場大劇場へ行ってとくとご観劇くだされぃ。

その他にも、東銀座の新橋演舞場では「十月花形歌舞伎 GOEMON 石川五右衛門」が上演されます。ラブリンこと片岡愛之助が演じる石川五右衛門は、実はスペインの宣教師の血を引く赤毛のハーフだったとゆう設定でフラメンコを踊ったりするんだそうです。でも、これは柴練の眠狂四郎のパクリぢゃないのかな。狂四郎は転びバテレンと日本人女性の間の子とゆうことになってるからね。ところで、愛之助のフラメンコ、どんなものかしら。ファン垂涎の舞台になるかも。大劇場と同じく隼町の国立劇場小劇場では開場50周年記念として文楽公演があります。ゆとりちよだがあっせんするのは第二部通し狂言「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」の三段目です。一の谷の合戦で平家の公達・平敦盛(たいらのあつもり)を討った熊谷直実(くまがいなおざね)。が、その首、実は直実の一子小次郎だったのであります。すまじきものは宮仕え。僧形となった直実は小次郎の菩提を弔うのでありました。

今月号も話題満載のゆとりちよだ137号。アキバのみなさまには神田のジョニーがおもちしました。おタノシミに。