ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿 2016/10/11

会員様からのご投稿 10月号

ゆとりちよだNEWS No.139

10月に入って夏日が来るとゆう異常気象(にも慣れちゃったか)がありながらも着実に秋は来ています。先日はアキアカネが神田に飛来しました。花の落ちたヒガンバナに留まっている真っ赤なアカトンボ。戯れ歌が口をつきます。アカトンボ、手足を取ったら唐辛子。唐辛子、手足を付けたらアカトンボ。そして。八百屋の店先には真っ赤な鷹の爪が束になって並んでいます。つやつやとしたその実は妙に艶めかしく、ついつい手が出てしまうんです。去年買ったのがまだ残っているとゆうのに。うん、魔除けに玄関にでも吊るしておくかと思案しておりましたらゆとりちよだ139号が届きました。さあて、今月号にはどんなたのしい情報が載っておるんでありましょうか。

まずご紹介するのは隼町の国立劇場大劇場で上演されます歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」三ヶ月連続全段完全通し上演の第三部であります。忠臣蔵もいよいよ大詰め。九段目「山科閑居(やましなかんきょ)」。高師直(こうのもろのう)に切りかかる塩谷判官(えんやはんがん)を抱き止めたために判官を切腹に追いやってしまった後悔を抱きながら師直邸の絵図面を差し出して命を捨てる加古川本蔵(かこがわほんぞう)。十段目「天川屋義平内の場」。塩谷義士たちが装備する武具防具類を密かに調達した堺の商人・天川屋義平(あまかわやぎへい)。捕り手に踏み込まれ、息子を人質に取られても臆さず長持ちにどっかと座り、「天川屋義平は男でござる」と啖呵を切る名場面。こうした義士外伝というべき人物を描いていよいよ大詰め十一段目「討入り」へと雪崩れ込むのであります。臘月雪の深々と降る寒夜、高師直邸へ討ち入った義士たち。柴部屋に潜む師直の首を刎ね無事本懐を遂げ「花水橋引き上げ」で大団円となります。加古川本蔵に松本幸四郎、大星由良之助に中村梅玉を配し国立劇場開場50周年を寿ぐ歌舞伎公演。みなさま、討ち入り事件が起きたまさにその12月、隼町に駆けつけませんか。

ゴッホとゴーギャンといえば、南仏アルルで共同生活を営んだほど相互に影響を与え合った仲であることはよく知られています。そのゴッホとゴーギャンの二人展「ゴッホとゴーギャン展」が上野の東京都美術館で開催されています。強烈な個性を持つ二人はどのように理解し反発したのか。今回特に目を引くのは二人がともに「最高傑作」と称賛するゴッホの「収穫」とゴーギャンの「ブドウの収穫、人間の悲惨」です。
 収穫:彼方には小高い丘、収穫を待つ麦畑、点々と建つオレンジ色の屋根の小屋、青い荷車、干し草の山、手前には女性でしょうか、何かを摘み取っているように見えます。南仏の麦畑を描いた「収穫」は収穫のさまざまな段階をひとつの画面に力強いタッチで描いています。
 ブドウの収穫、人間の悲惨:ブドウの収穫を描いているのですがなにかヘンです。摘み取ったブドウの山の中で腰をかがめて働く紺系の服の二人の女性。画面左には修道僧のような男性。そして奇怪なのは画面手前に頬杖をついて座る女性です。かつてペルーで見たミイラのポーズだそうです。う~ん、何を意味するのか。絵を前に頬杖をついて考え込んでしまいます。

もう師走なんですね。ゆとりちよだではクリスマス企画を立ててくれましたよ。

クリスマス☆ゴスペル2016 グローリー・ゴスペル・シンガーズ
錦糸町 すみだトリフォニーホール
映画「天使にラブ・ソングを・・・」で大ヒットしたゴスペル・ソングをこれでもかとゆうくらい聴けます。

ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド
日本にはないクリスマスショーです。渋谷の東急シアターオーブに現れるのはステンドグラス輝くクリスマスタウン、そして巨大なクリスマスツリーとスケートリンク。美男美女がそろった外人ダンサーたちが繰り広げる夢のワンダーランド。たまには一家そろってクリスマスをお楽しみになってみてはいかがでしょう(ただし3歳未満入場不可)。

読売日本交響楽団 特別演奏会 究極の≪第9≫
初台 東京オペラシティ コンサートホール
「第9」の季節なんですね。どこが「究極」なのかしっかと聴きにゆきましょう。

東京交響楽団『第9と四季』2016
六本木一丁目 サントリーホール
ソリストと合唱付きの「第九」。おまけにヴィヴァルディの「四季」春・秋まで付いちゃうとゆう豪華なメニューです。

今月号も話題満載「ゆとりちよだ」でした。アキバのみなさまには・・・神田のジョニーがお持ちしました。おタノシミに。