ゆとりちよだNEWS

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N様からのご投稿 2017/07/10

会員様からのご投稿 7月号

ゆとりちよだNEWS No.148

台風と梅雨前線が西日本に災害をもたらしています。被災者のみなさまにはこころよりお見舞い申しあげます。一方、東京都と埼玉県の水源である荒川水系のダムの貯水量が大幅に減っているので20年ぶりに取水制限をするとのニュースが流れました。やれやれ。天は人の都合のよいようには雨を降らしてくれません。と、空梅雨になりそうな東京の空を眺めて嘆息しておりましたらゆとりちよだ148号が到着しましたよ。さあて、今月号にはどんなタノシイ情報が載っておるんでありましょうか。

まずご紹介するのは、東銀座の新橋演舞場で上演される「ミュージカル にんじん」です。「博物誌」でも知られるジュール・ルナール原作の同名小説が22歳の大竹しのぶ主演でミュージカル化されたのが1971年。真っ赤な髪、そばかすだらけの少年「にんじん」に38年後(!)の今日、大竹しのぶが再度挑戦します。なぜか母親・ルピック夫人に愛されない「にんじん」。父親ルピック氏はどうも愛情表現が不得手のようです。兄姉たちも「にんじん」には無関心。そんな、家族の愛に飢えた少年をフランスの片田舎を舞台に大竹しのぶが演じます。音楽は山本直純。覚えやすい明快な旋律だそうです。シャンソンの女王エディット・ピアフを描いた舞台「ピアフ」で名曲「愛の賛歌」を歌い上げた大竹しのぶの歌唱力は定評のあるところ。38年を経た「ミュージカル にんじん」でどんな歌声を聴かせてくれるのでしょうか。タノシミですね。

2013年、私たちは深海に潜む巨大なダイオウイカの生きている映像に驚愕しました。金属をおもわせる硬質な胴体、光る眼、銀色に輝いてうごめく触手。TVの前で釘付けになったアナタ。上野の国立科学博物館に駆けつけましょう。特別展「深海2017」~最新研究でせまる"生命"と"地球"~です。人類に残された最後のフロンティアといわれる深海。その秘密に、「発光生物」、「巨大生物」など七つに分けたゾーンで迫ります。

発光生物:深海生物の9割は発光する能力を持っているんだとか。「何のために」「どのように」光るのか、その謎を探ります。たとえばクロカムリクラゲなんてクラゲは傘の内側が黒くここに胃袋があり、発光生物を食べても光が外に漏れないんだそうです。で、クラゲ自身はとゆうと、何か刺激を受けると表面から青い星屑のように光り輝く粉末を液状にして発します。光を隠したり光を出したり、いったいどうゆうこっちゃとツッコミをいれたくなりますね。

深海の巨大生物:なんといってもダイオウイカですが、ダイオウイカよりさらに大きいといわれるダイオウホウズキイカの標本の一部が展示されるそうです。最大50cmを超えるとゆうダンゴムシの仲間・ダイオウグソクムシ。大王具足虫と書くんでしょう。甲冑に似た巨大な外形は気味が悪いけど、なんだか愛嬌があります。
深海に眠る資源と掘削する機器:南鳥島東方沖の水深5500mの深海底に眠るニッケル、コバルトなどのレアメタルを大量に含んだ高濃度の泥が発見されました。これらを掘削採集する深海調査船と機器類(実物も)を展示します。

ダイオウイカのドキュメンタリーを放映したNHKテレビのスタッフたちが再結集しあらたに「ディープ・オーシャン」を制作中ですが、博物館では4Kスーパーハイビジョンによる深海シアターでその迫力ある深海生物の映像が観られるそうですよ。この夏休みにはお子様といっしょに上野のお山に上ってみてはいかがでしょう。

虎姫一座元リーダー・ゆきチャンこと鎌田由紀さんが大好きだとゆう恐竜展がこの夏開催されます。海浜幕張の幕張メッセ国際展示場11ホールで開催される「ギガ恐竜展2017~地球の絶対王者のなぞ~」です。この展示を観れば恐竜のすべてがわかるんぢゃないかとおもうくらい広く深い内容です。

恐竜とは:「恐竜はいつからいたのか」「恐竜とはなにか」など恐竜の基礎を説明します。
さまざまな形の恐竜たち:角を持った恐竜、鎧をまとったような恐竜、なかには帆を背負った恐竜までいたそうです。その姿にはどんな意味があったのかを説明してくれます。
恐竜の内部を探る:皮膚や脳の形はどうだったのか、どうやって呼吸していたのかなど、「恐竜の生きている姿」を探ります。皮膚痕化石なんて観てみたいですね。
恐竜の生活:今展の目玉ぢゃないでしょか。恐竜はどのようなライフスタイルを持っていたのか。恐竜の卵の化石はよく知られていますが、なんと孵化寸前の(つまり卵の中の)赤ちゃん恐竜の化石の実物がやってきます。さらに。Tレックスは共食いをしていたらしい。その痕跡の遺る化石が展示されます。
恐竜の大移動:Tレックスの仲間たちは当時陸続きであったアジアと北アメリカの大陸間を大移動しながら進化を果たしたとゆう。小説「ジュラシックパーク」では恐竜も鳥と同じように「渡り」をしてたんぢゃないかとマイケル・クライトンが書いてたけどきっとそうなんだろな。ここでは羽毛の痕跡が残るTレックスの化石を観ることができます。
日本で繁栄した恐竜たち:アジアと地続きだった日本の恐竜たちが紹介されます。恐竜王国・福井県から日本を代表する恐竜がやってくるそうです。
恐竜の繁栄:2億3000万年前から6600万年前までの1億6400万年(!)もの間大繁栄した恐竜たち。絶滅した原因を通してその大繁栄の謎に迫ります。恐竜の繁栄期間に比べて人類のそれはほんのちょっぴりだもんね。いずれ人類も絶滅する。こりゃぁ必見でしょう。

今月号も話題満載「ゆとりちよだ」でした。アキバのみなさまには・・・夏は過ごしにくいか、少々肥満気味の赤星さんがお持ちになりました。おタノシミに。