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最新情報 2018/10/09
会員様からのご投稿 10月号
ゆとりちよだNEWS No.163
台風25号は北へ去り東京に暑い日々が戻ってきました。東京都心で32℃だって!!?真夏日だぜ。「暑さ寒さも彼岸まで」ぢゃなかったのかい。ヒガンバナはすでに萎れ、キンモクセイの香りもそろそろおしまいかなとおもってたらこの暑さだ。ふう。と、額の汗をぬぐいながら、かっと照りつけるお天道様を見上げていましたらゆとりちよだ163号が届きましたよ。さあて、今号には秋をしっかと呼び込んでくれる情報は載っておるのでありましょうか。
新春早々、私たちは伊豆で「いちご狩り&甘夏みかん狩りバスツアー」をたのしみました(ゆとりちよだNEWS154号)。エリカの花を見つけること叶わず甘夏みかん狩りでお茶を濁してしまいましたが、今回はその続編といえるでしょう。ご紹介するのは「伊豆長岡温泉ホテル 入浴昼食と秋の修善寺散策 バスツアー」であります。伊豆半島中央部にある葛城山斜面に広がる4haの農園(東京ドーム3杯分!)。急峻な谷間には鈴なりになったミカンの木が8000本。ここでみかん食べ放題をたのしみましょうか。もっとも、いつも申しあげておりますが、この後でおいしい昼食が待ってますのでそこそこに切り上げましょうね。で、伊豆長岡温泉ホテル天坊の昼食です。富士山を望む高台に建つホテルの食卓には駿河湾の海の幸と伊豆の山の幸が並びます。刺し身、焼き魚、茶碗蒸し、鍋・・・と、ホテルのホームページにはこれでもかと料理が並んぢゃってます。そして、やっぱ、「旅行」といったら温泉だもンね。伊豆の山々を眺めながらゆったりと露天風呂で躰を伸ばしましょう・・・極、楽、極、楽。で、しっかと温泉に浸かったら修善寺に向かうことにします。この町は温泉で有名なんですがすでに天坊で入っちゃってるんで、温泉は省略して、町を散策することに。まずは修善寺にゆきましょう。ここの宝物殿にはこの地で暗殺された鎌倉幕府二代将軍・源頼家にゆかりの品々があるそうなので、これは必見でしょう。町の中心を流れる桂川河畔に湧く独鈷(とっこ)の湯。弘法大師が親孝行の息子のために独鈷(仏具の一種)で河畔の岩を打ち砕き、湯を湧き出させたとの伝説がある温泉ですが、現在、入ることはできないそうです。ザンネン。独鈷の湯にほど近い竹林の小径も歩いてみましょう。青い竹林は清々しいですね。と、七賢のひとりになったところで、次に向かう「ジャンボひものセンター」で買い物をします。「ジャンボひもの」と言ったって、巨大な真田紐がとぐろを巻いているワケぢゃありません。紐ではなく干物です。沼津港で水揚げされたアジ、キンメダイ、カマス、サバ等々の脂の乗った魚の干物。新鮮な魚を干物にしたんだから、これはさぞかしおいしいことでしょう。そんなワケで、みなさま。11月になったら伊豆の秋を満喫しにゆきましょうか。
次におススメするのは上野の東京都美術館で開催される「ムンク展―共鳴する魂の叫び」です。ムンクといえば「叫び」が連想されるほど狂気を孕んだ画家ですが、今回は「オスロ市立ムンク美術館の珠玉のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点により構成」される大回顧展になるそうです。では、観てみましょう。
叫び 1910年? テンペラ・油彩
あまりにも有名な絵ですね。橋の上に立って耳を押さえている人物。躰は歪み人物には目がありません。橋の彼方には二つの黒い人影。血のように真っ赤な夕焼雲はうねっています。どんな叫びを聞いたんでしょうか。観ているだけで不安になってきます。「叫び」には複数のバージョンがあるとか、今回初来日となるオスロのムンク美術館の「叫び」の人物には目玉がないんだそうです。
絶望 1894年 油彩
「叫び」とほぼ同じ構図です。登場人物は黒い服を着てうつむいています。人影は帽子を被った二人の男。背を向けて彼方に去ってゆきます。絶望に打ちひしがれた人物はどこへゆこうとしているのでしょうか。まさか身投げすることはないとおもうけど。
マドンナ 1895/1902 リトグラフ
長い黒髪、目を瞑った上半身裸の若い女性です。左下隅には胎児なのでしょうか、青い色で描かれたその顔にはやはり目玉がありません。なにか不気味です。絵の外周には、精子としかおもえないモノが描かれています。マドンナは堕胎したのでしょうか。そんなことをおもわせる不吉な絵です。
昔、やはりムンク展を観ました。80歳まで生きた画家は一時精神病院に入院しましたが、病の癒えた人生後半の絵はなにかあっけらかんとして明るく、面白みに欠けるように私にはおもえます。やはり、ムンクは精神的に追い詰められ病んだ時代の絵が私たちの感性にイチバン響いてくるんぢゃないでしょうか。
ついこの間亡くなったシャンソンの大御所シャルル・アズナヴール。彼の才能を認め、世に出した伝説的な国民歌手エデイット・ピアフを大竹しのぶが演じます。有楽町のシアタークリエで上演される「ピアフ」です。貧しい家庭に生まれ娼家(!)で育てられたピアフ。路上で歌っていたのを見出された不世出の歌手は歌と激しい恋に生き、わずか47歳で世を去ってしまいます。「ピアフが、大竹しのぶに舞い降りた」と絶賛される大竹しのぶ。彼女はどのようにピアフの人生を演じ、歌うのか。大竹しのぶの舞台を観に、さあ、有楽町へゆきましょう。
今月号も話題満載、ゆとりちよだでした。アキバのみなさまにはアキバのエスコフィエ・本村さんがお持ちしました。おタノシミに。
台風25号は北へ去り東京に暑い日々が戻ってきました。東京都心で32℃だって!!?真夏日だぜ。「暑さ寒さも彼岸まで」ぢゃなかったのかい。ヒガンバナはすでに萎れ、キンモクセイの香りもそろそろおしまいかなとおもってたらこの暑さだ。ふう。と、額の汗をぬぐいながら、かっと照りつけるお天道様を見上げていましたらゆとりちよだ163号が届きましたよ。さあて、今号には秋をしっかと呼び込んでくれる情報は載っておるのでありましょうか。
新春早々、私たちは伊豆で「いちご狩り&甘夏みかん狩りバスツアー」をたのしみました(ゆとりちよだNEWS154号)。エリカの花を見つけること叶わず甘夏みかん狩りでお茶を濁してしまいましたが、今回はその続編といえるでしょう。ご紹介するのは「伊豆長岡温泉ホテル 入浴昼食と秋の修善寺散策 バスツアー」であります。伊豆半島中央部にある葛城山斜面に広がる4haの農園(東京ドーム3杯分!)。急峻な谷間には鈴なりになったミカンの木が8000本。ここでみかん食べ放題をたのしみましょうか。もっとも、いつも申しあげておりますが、この後でおいしい昼食が待ってますのでそこそこに切り上げましょうね。で、伊豆長岡温泉ホテル天坊の昼食です。富士山を望む高台に建つホテルの食卓には駿河湾の海の幸と伊豆の山の幸が並びます。刺し身、焼き魚、茶碗蒸し、鍋・・・と、ホテルのホームページにはこれでもかと料理が並んぢゃってます。そして、やっぱ、「旅行」といったら温泉だもンね。伊豆の山々を眺めながらゆったりと露天風呂で躰を伸ばしましょう・・・極、楽、極、楽。で、しっかと温泉に浸かったら修善寺に向かうことにします。この町は温泉で有名なんですがすでに天坊で入っちゃってるんで、温泉は省略して、町を散策することに。まずは修善寺にゆきましょう。ここの宝物殿にはこの地で暗殺された鎌倉幕府二代将軍・源頼家にゆかりの品々があるそうなので、これは必見でしょう。町の中心を流れる桂川河畔に湧く独鈷(とっこ)の湯。弘法大師が親孝行の息子のために独鈷(仏具の一種)で河畔の岩を打ち砕き、湯を湧き出させたとの伝説がある温泉ですが、現在、入ることはできないそうです。ザンネン。独鈷の湯にほど近い竹林の小径も歩いてみましょう。青い竹林は清々しいですね。と、七賢のひとりになったところで、次に向かう「ジャンボひものセンター」で買い物をします。「ジャンボひもの」と言ったって、巨大な真田紐がとぐろを巻いているワケぢゃありません。紐ではなく干物です。沼津港で水揚げされたアジ、キンメダイ、カマス、サバ等々の脂の乗った魚の干物。新鮮な魚を干物にしたんだから、これはさぞかしおいしいことでしょう。そんなワケで、みなさま。11月になったら伊豆の秋を満喫しにゆきましょうか。
次におススメするのは上野の東京都美術館で開催される「ムンク展―共鳴する魂の叫び」です。ムンクといえば「叫び」が連想されるほど狂気を孕んだ画家ですが、今回は「オスロ市立ムンク美術館の珠玉のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点により構成」される大回顧展になるそうです。では、観てみましょう。
叫び 1910年? テンペラ・油彩
あまりにも有名な絵ですね。橋の上に立って耳を押さえている人物。躰は歪み人物には目がありません。橋の彼方には二つの黒い人影。血のように真っ赤な夕焼雲はうねっています。どんな叫びを聞いたんでしょうか。観ているだけで不安になってきます。「叫び」には複数のバージョンがあるとか、今回初来日となるオスロのムンク美術館の「叫び」の人物には目玉がないんだそうです。
絶望 1894年 油彩
「叫び」とほぼ同じ構図です。登場人物は黒い服を着てうつむいています。人影は帽子を被った二人の男。背を向けて彼方に去ってゆきます。絶望に打ちひしがれた人物はどこへゆこうとしているのでしょうか。まさか身投げすることはないとおもうけど。
マドンナ 1895/1902 リトグラフ
長い黒髪、目を瞑った上半身裸の若い女性です。左下隅には胎児なのでしょうか、青い色で描かれたその顔にはやはり目玉がありません。なにか不気味です。絵の外周には、精子としかおもえないモノが描かれています。マドンナは堕胎したのでしょうか。そんなことをおもわせる不吉な絵です。
昔、やはりムンク展を観ました。80歳まで生きた画家は一時精神病院に入院しましたが、病の癒えた人生後半の絵はなにかあっけらかんとして明るく、面白みに欠けるように私にはおもえます。やはり、ムンクは精神的に追い詰められ病んだ時代の絵が私たちの感性にイチバン響いてくるんぢゃないでしょうか。
ついこの間亡くなったシャンソンの大御所シャルル・アズナヴール。彼の才能を認め、世に出した伝説的な国民歌手エデイット・ピアフを大竹しのぶが演じます。有楽町のシアタークリエで上演される「ピアフ」です。貧しい家庭に生まれ娼家(!)で育てられたピアフ。路上で歌っていたのを見出された不世出の歌手は歌と激しい恋に生き、わずか47歳で世を去ってしまいます。「ピアフが、大竹しのぶに舞い降りた」と絶賛される大竹しのぶ。彼女はどのようにピアフの人生を演じ、歌うのか。大竹しのぶの舞台を観に、さあ、有楽町へゆきましょう。
今月号も話題満載、ゆとりちよだでした。アキバのみなさまにはアキバのエスコフィエ・本村さんがお持ちしました。おタノシミに。